過去ログ - 鶫「感情を反転させる薬ですか?」千棘「どうしてこうなった!」
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24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/22(土) 20:44:57.85 ID:/keV9MvWo
楽「鶫、俺は――」

鶫「いい。それ以上言わないでくれ。これは叶わない恋で、何より許されない恋だから。せめて私からそれを奪わないでくれ」

楽「……いや、言わせてくれ。ちゃんと言わないと俺は――」

鶫「あ――お嬢!」ダッ

楽「え?」クルッ

千棘「つ、鶫!? あんたここにいたの……ってもしかして私最悪な場面に来ちゃった?」

鶫「そんなことはございません! お嬢、申し訳ありません。私はお嬢の恋人と知っていながらあの男にこ、恋をしてしまいました」カアァァ

千棘「う、うん」

鶫「で、ですがお嬢に隠していたわけではないのです! 自分でもそれがなんなのかはっきりとわかっていなくて、薬のせいでようやく自覚したという有り様で……」

鶫「とにかく! お嬢の恋人に横恋慕してしまうなど許されるとは思っておりません。明日にでもどこか遠くへ行く任務をもらうつもりです」

千棘「ちょ、ちょっと!? 何言ってんの! そんなことしなくていいわよ!」

鶫「いえ、たとえ叶わないとしても、私はお嬢の幸せを汚すような真似をしてしまいました」

鶫「そんな自分を許すことが出来ませんし、お嬢のそばにいる資格もありません」

千棘「と、とりあえず落ち着きなさい!」

楽「お、おい千棘。ちょっと来い!」

千棘「何よ! 鶫、ちょっと待ってて! 絶対にどこか行っちゃダメよ!」

鶫「……はい」ズキッ

鶫(こんなところを見ただけでも胸が痛む。やはり私はそばにいるわけには……)


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