過去ログ - 生徒会長「男くん、あなたも『能力者』だったのね」
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115:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sagesaga]
2014/03/25(火) 00:56:01.74 ID:OsGIcLWE0
『09:15.39』

『09:15.35』

妹(頭上を飛行する鳥が、吹いた風が、経過した全ての出来事が逆再生されていく。私一人だけを残して)

「のなりもつるすうどに的終最、どれけ。わたっかわはのるいてっ想に切大をんく男がたなあ―――」長会徒生

「さどけだ『者力能』じ同にか確…だんるてっ拘に長会徒生になんそてしうどは前お、ぁな―――」男

妹「はぁはぁ……息、もう少し、がまんっ」

妹(私の『能力』は自分以外の全ての時間を巻き戻す。巻き戻されている間、好きに移動できるのは嬉しい)

妹(でも、この時は空気が、息を吸うことができない。おまけに逆再生されている途中の物や人間に干渉することも)

妹(私が息を吸うことを我慢できる間だけ、時間は巻き戻せる。長くて精々2分が限界かもしれない…)

妹「っー……っあ、ぐ!」

妹(せっかくこの女に最後のチャンスを与えてやったのに。結局は自分で手にかけなきゃいけなくなっちゃった)

妹(人間が人生において進む道は一つじゃない。お兄ちゃんは『生徒会長』と一緒にいる道を選択してしまった)

妹(そのせいで、お兄ちゃんが行きついてしまうのは『死』。私にはお兄ちゃんがその女の前で息絶え、倒れた場面が見えている)

妹(『能力』は一つじゃない。私は『二つ持ち(ダブルホルダー)』という稀なタイプらしい)

妹(時間を巻き戻す、お兄ちゃんの死の瞬間を全て閲覧できる。偶然にしても酷過ぎるよ、こんなの)

妹「っぷはぁ!!――――――」





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