過去ログ - 生徒会長「男くん、あなたも『能力者』だったのね」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sagesaga]
2014/03/27(木) 04:39:15.30 ID:K+PuTNkJ0
男「これに懲りたら危ない真似なんて二度としないでくれよ…っていっても仕方ないか」
生徒会長「他人事のように言わせてもらうけれどアレルギーがあると大変ね。それも猫だなんて」
妹「……」
男「そうだよね。あんなに可愛いのに撫でることもできないなんて。僕、こいつがこんなだけど猫大好きなんだ」
男「えへへ、昔は母さんに猫買ってくれってよく無理言ってたっけ?今思うとお前にはいい迷惑だよな」
妹「そんなことないよ…私が悪いんだから…」
男「お前は何も悪くないよ。それより、さっきより少し楽になれたかな?生徒会長にお礼言っとけよ」
妹「もしかして『くしゃみを止める』のが生徒会長さんの『能力』だったの」
生徒会長「今となってはバレてもどうにもならないわね。そうよ、どうしようもないけれどそれが私に与えられた力」
生徒会長「あなたの物と比較すると月とすっぽんも良い所ね」
男「やっぱり自分でもしょーもないって思ってたんじゃないか!ふふっ」
生徒会長「思わない方がおかしいわ。この『能力』を手に入れて素直に喜べる人の方が少ないもの」
男「そうかもね。僕も――――――ううん、何でもない!」
男(これから僕らはどうしたらいいんだろう。妹はまだ生徒会長を認めてくれちゃいない)
男(彼女が僕へ害を齎すことが絶対な限り、今日が無事で済んでも……その時は僕が妹を倒すしかないのか?)
男(それだけは嫌だ。妹は曲がりなりにも僕を助けようとしてくれている。優し過ぎた結果が、いいや、僕がこの大会へ参加しなければ良かった)
男(全てを巻き込み、嫌な目に合わせているのは僕なんだろう。たとえその意図がなかったとしても、僕が悪い)
男「妹、本当につらい思いさせちゃってごめんよ……僕はなんて言っていいのか……」
妹「……だいじょうぶ、だよ。私はお兄ちゃんのこと大好きだから」
妹「こんなこと、つらいなんて思わない。だから――――――」
男「!」
男(妹が懐から出したカッターを僕は見逃さなかった。でも生徒会長はそれへ気づいてない)
男(ゆっくりと、だけど確実に妹は手元を隠して生徒会長へ近寄って行く。走ってそれを止めに行くにはもう遅すぎた)
男(だから、咄嗟に僕は『能力』を使ってしまった。その瞬間、力の加減とか何だかんだと気にしている余裕なんて一切ない)
男(ただ、妹を『ぶっとばしてしまった』んだ)
妹「 」ド ン
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