過去ログ - 生徒会長「男くん、あなたも『能力者』だったのね」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:34:53.10 ID:Vvwqp0d+0
男「ほら、本当にいないでしょ?もしかして彼の『能力』って瞬間移動みたいな…うわっ、い、痛いよ。どうしたの?」
生徒会長「すぐにここから離れましょう、男くん。どうやら私たちは『見えない敵』の掌の上で踊らされていたみたいよ」がしっ
男「さっきの彼はただの囮だったってこと!?」
生徒会長「迂闊だったわ。裏の裏を掻かれてしまっていた。……出口が閉まってる」
男「ど、どうする?ここには僕たち以外にも委員長の『能力』にかけた第三者も残ってるのに」
生徒会長「他人の心配をしている暇ではないわ、男くん。辺りに注意して、私からけして離れないようにして」
生徒会長「…誰かそこにいるみたいだから」
男「えっ!?」
?「『飛んで火に入る虫』。うーん、この状況ってつまりソレなんですよねぇ、生徒会長…と誰かな」
生徒会長「虫の前に『夏の』が抜けているわよ」
?「……国語の教師かお前は?」
男「あなたは確か上級生のサッカー部で女子からの人気も高い…トゥーリオ先輩」
闘莉王「君の方は俺をよく知っているみたいだね。やっぱり有名人ってスゲー」
闘莉王「でも、隣にいる生徒会長さまにはその足元にも及ばないんだがな」
生徒会長「トゥーリオくん、同年代の相手に『さま』付けなんて必要ないわよ。その呼び方あまり好きじゃないの」
闘莉王「おっと!そいつは失礼したよ……まぁ、今さら呼び方とかどーでもいいよな」
闘莉王「それにこれから『死に逝く相手』には最大限の敬意を払わないと。なぁ、生徒会長さまよ」
男「生徒会長……先輩はかなりの使い手なんじゃ。自信があるからわざわざ僕たちの前にこうして」
生徒会長「そうかもしれないし、彼すらもまた囮という可能性があるわ」
生徒会長「どのみち、『能力者』であるのなら戦って倒す道しか私は選択するつもりはないけれど。男くんは下っていて」
男「う、うん……ごめん」
生徒会長「気にしなくていいのよ、男くんは私にとっての最後の秘密兵器。主を守るのは従僕の役目でしょ」
闘莉王「俺の前でイチャつかないで欲しいなぁ」
生徒会長「…あなた、去年より前髪のラインが後退しているわ」
闘莉王「……決めたぜ。この世に欠片も残さずあんたを消し去ろうッ!!」
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