過去ログ - 生徒会長「男くん、あなたも『能力者』だったのね」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sagesaga]
2014/03/24(月) 01:52:35.73 ID:qXwHGX/C0
男(全身が痛い。でも、この程度で弱音を吐くわけには…生徒会長に比べたらこれぐらい…)
番長「君は大した漢になる素質がある。まだ発展途上だったらしい、これでもかなり気に入ったんだ俺は」
男「……ぁ」
番長「痛むか?だが安心しろ。君の戦いは終わった、これから俺の『能力』で君は解放される。大人しくしていろ」ス
男「ふ、ふざけるなよ…僕はまだ」
番長「気持ちでは男くんの勝ちだぜ。だが、狙いだった生徒会長さんから自分へ注意を向けて逃がすという『賭け』は失敗に終わった」
番長「床に転がっているから君には見えんだろうがな、あの女 逃走どころか…」
番長「俺から君を救うために這って階段を昇ってきてるぜ。誤算だったな、奴は自分の身より君を選んだらしい」
男「せいと、かいちょ……きちゃ…だめだぁ…」
生徒会長「……」ズリ、ズリ、ヨロ
男「こないでよぉぉ……!」
生徒会長「男くん、私もあなたと同じなのよ。私にはあなたを置いて逃げることはできない」
生徒会長「これだけは『命令』されても引き受けられないわ。私の我儘を許して」ガシ、ズリズリ
男「うああぁぁぁー…!!」
番長「泣けるぜ」ス
男(大男は僕へ伸ばしていた手を引っ込めると、階段へ、生徒会長へ再び向かって行く)
男(『敗北』。その言葉が僕の頭を支配して全部を真っ白に塗り替えた)
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