過去ログ - 大和田「俺達は諦めねえ!」舞園「ドクターK…力を貸して下さい」不二咲「カルテ.3だよぉ」
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9: ◆4hcHBs40RQ[saga]
2014/03/23(日) 22:53:30.88 ID:uV78RBmd0

よしんば命が助かっても顔に傷が残る。彼の輝かしい将来を自分が奪ってしまった。
かえってその方が残酷かもしれない。鏡を見るたびに親友の裏切りを思い出すのだから。

大和田自身も昨晩の出来事を思い出していた。


――思い出す。友人を殺そうとした瞬間を。

――思い出す。信じられないと言った顔で自分を見上げる親友を。


頭が真っ白だった。本当に自分がやったことなのか疑った。ただ足元にひれ伏す血まみれの
親友が、大きな赤い目をいつも以上に大きく見開いて、微かに口を動かしている。


石丸『……きょ……だい……』

大和田『い、石丸』

石丸『ど……して……?』

大和田(う、ウソだウソだウソだウソだウソだウソだっ!!!)

大和田『ち、違うんだ…石丸…こんな…こんなこと俺は…』


どこまでも見苦しい姿だ。自分を信頼する友を殺そうとした挙げ句、全く無関係の親友に
重傷を負わせたのに関わらずまだ保身しようとする。なんと醜く浅ましい姿だろうか。
……だが、石丸は少しも大和田を責めたり恨んだりはしなかった。




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