過去ログ - 咲「麻雀って楽しいよね」京太郎「そうだな」
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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:41:56.89 ID:+1dWMNCI0
『約束だよ、必ずいつの日かまた会おう』

そう言って別れたのはいつだったっけ?

あれから季節が一回りして、俺は一つ歳を取ったけど、成長なんて何もしてなくて。
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:42:43.00 ID:+1dWMNCI0
どうやらデビュー一年目でのタイトル獲得は小鍛治さん以来のことで、あの照さんでさえ成し遂げられなかったことらしい。

京太郎「まあ、その照さんもデビュー二年目からはタイトル取りまくって、今は四冠なんだけどさ」

我ながら、とんでもない幼なじみたちを持ってしまったと思わないでもない。
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:43:33.82 ID:+1dWMNCI0
京太郎「……ゆ、優希、良いところに来てくれたな。ちょっと食わせてくれないか?」

優希「えっ、あっ、わ、私をか……?」

京太郎「……馬鹿言ってんじゃねえよ。その手に持ってるタコスをだ」
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:44:01.41 ID:+1dWMNCI0
優希「その台詞はもう聞き飽きた」プクッ

そっぽを向くと優希は子供みたいに頬を膨らませる。

大学に入って、高校の頃より落ち着いてきたはずなんだけど、こういうところは相変わらずなんだよな。
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:45:02.71 ID:+1dWMNCI0
京太郎「これ、もらってもいいのか?」

優希「ふんっ、勝手に食べればいいだろっ」

京太郎「じゃあ、ありがたくいただきます、もぐっ」
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:45:31.27 ID:+1dWMNCI0
何故か浮かない顔をしている優希。

どうしたんだ、昔の仲間が活躍してるのに嬉しくないのか?

京太郎「咲……頑張ってるよな」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:46:10.73 ID:+1dWMNCI0
京太郎「なんかもう全然、別の世界の人間みたいだよな。ほんの一年前までは一緒の校舎で一緒の部室で馬鹿やって、笑いながら麻雀やってたってのに」

こうして活躍している咲の姿を目の当たりにすると、あの頃の思い出は全部、俺の勘違いで本当は幼なじみの宮永咲なんていなかったんじゃないか、なんて考えが、ふと頭の中を過ぎる。

あのとき交わした約束も実は俺の勘違いに過ぎなくて……
以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:46:41.78 ID:+1dWMNCI0
優希「……京太郎、さっきの話に戻るけど、これ以上言っても無駄だろうし、私ももう徹夜でネトマするなとは言わない」

優希「だから……今度、毛布持ってきてやるから、もし部室で寝るなら……それ使ってくれないかな?」

京太郎「……いいのか、優希?」
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:47:13.29 ID:+1dWMNCI0
優希の隣りに座って講義を受けながら、俺は物思いに耽る。

京太郎(久しぶりにあの時の夢を見た気がする……)

幼なじみを後ろに乗せて、駅まで送ったあの朝の記憶。
以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:47:51.94 ID:+1dWMNCI0
京太郎(でも、あんな綺麗な朝焼けはもう二度と見れないんだろうな……)

もちろん、季節やそのときの気分によって、朝焼けの景色が違って見えることもあるだろうけど、

京太郎(あれから、試しに何回か朝焼けを眺めてみたけど、涙が出るほど感動することなんてなかった)
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/24(月) 03:48:18.67 ID:+1dWMNCI0
京太郎「失礼しまーす」

煌「おや、須賀くん、今日も早いんですね」

京太郎「俺が一番乗りかと思ってたんですけど、部長に先を越されてましたか」
以下略



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