15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/24(月) 16:19:49.98 ID:1O7X1JOc0
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白望「ハッ….….」ガバッ
懐かしい夢を見た気がする。
とても懐かしい夢を。
ふと、横に目を向ける。
窓から入る月明かりに照らされ、君の金色の髪がボウっと浮かぶ。
少しの間見惚れてから、自分の顔が赤くなっていることに気づく。
ごまかすように立ち上がり、水を飲みに台所へ向かおうとする。
エイスリン「hm….….」ムクリ
まずい、起こしてしまったようだ。
少し大きめのパジャマを着崩し、ダボダボの手元で目をこすりながらこちらを不思議そうに見上げる。
変に着いた寝癖が重力を無視して上へ跳ね上がっていた。
一瞬戸惑いながらも、膝立ちになり顔を近づける。
優しく唇にキスしながら頭を撫で、つぶやく。
白望「ごめん、起こしたみたいだね、私は水を飲みに行くだけだから….もう少しおやすみ」
静かに上半身を押し倒すと抵抗せずに倒れる。
一瞬ドキッとしながらも頭をもう一度撫でて、立ち上がろうとする。
エイスリン「シロ….」ギュッ
寝ぼけているのか、クッと腕を掴んで離さない。
水を飲みに行くのを諦めて横に寝る。
もしかしたら寂しいのかもしれない。もう一人になりたくないと、心の何処かで、そんなことはないとわかっていても思っているのだろう。急激に愛おしく感じて、空いている手に指を絡める。
今は夢から覚めてもずっと一緒だ。
絶対に離さない。
もしいままでのことも全てが夢だったとしても、覚めたら君を探してすぐにでも話しかけるだろう。
夢の続きを見るために。
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