38: ◆aH1ozOyrKI[saga]
2014/03/25(火) 23:08:37.99 ID:sKEx1JY4o
残り時間 4:00
千早「春香!」
春香「千早ちゃん!」
冬馬「おい、答えがわかったってどういうことだ!?説明しろ!」
春香「うん。まず、この『まちがいさがし』っていう『げぇむ』そのものについて。『まちがいさがし』って言うからには、比較するそっくりなものが必要だよね」
あずさ「だけど、2枚のそっくりな絵ははずれだったわ」
春香「はい。この建物だけからじゃ答えは見つかりません。隣の建物も合わせてひとつの『会場』なんです」
千早「そこまでは何となく察しがついてるわ。でも、隣の建物に移動する方法がないのよ」
春香「移動する必要なんてないの。私たちは既にその『まちがい』を見てるんだから」
冬馬「何?」
春香「律子さん。私たちがこっちの建物に入ったのはどうしてですか?」
律子「何でって、こっちの建物には灯りが……そうか!そういう事なのね!」
あずさ「え?え〜っと……」
律子「つまり!この建物と隣の建物を外から見たとき、灯りがついているかいないかっていう大きな『まちがい』があったんですよ!」
千早「なるほど……一度建物に入ってしまった後は、隣の建物の様子は伺えない。建物内に『まちがい』があると思っている限りは辿り着けないのね」
冬馬「ちょっと待て!仮に灯りがついてるかどうかの違いだとしたら、答えるために触れてなきゃいけねえのは……」
あずさ「吹き抜けの上の、シャンデリア……?」
冬馬「クソッ!あんなのどうやったって届くはずねえ!『まちがい』がわかったところで『くりあ』できねえじゃねえか!」
律子「そんな……最初からこの『げぇむ』は『くりあ』不可能な出来レースだったの……?」
春香「いいえ、一つだけあるんです。あの天井に手が届く方法。そのためには、4人の中の誰かの解答権が残ってる必要があるんですけど……」
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