12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 02:14:16.30 ID:QU/pV3xk0
「えへへっ、ちょっと待っててねー。晩御飯は?」
「お母さんが作って行ってくれたよー」
かすみが、キッチンで鍋を火にかけ始めました。
「あっ、いいよーかすみ、私は自分の分やるから」
「良いの、お姉ちゃんは座ってて」
「そうだよ、今日もレッスンだったんだろ?」
「長介にーちゃーん、ふろー」
「はいはい、待ってろって」
「浩三は私が」
「浩三も俺と一緒に入るよなー?」
「あー」
長介が、浩三を抱っこしてお風呂に行っちゃいました。
「はい、お姉ちゃん、どうぞ」
「ありがとう、かすみ……何だかごめんね」
「えっ?」
私がアイドルをやっているから、家の事があんまりできなくて、かすみ達が頑張ってくれているけど、それで良いのかなって思う時があるんです。
かすみ達だって、本当はもっと遊びたいかもしれないのに。
「お姉ちゃんは、気にしなくていいんだよ」
「……」
「お姉ちゃん、私達の為にすっごく頑張ってるもん」
「でも」
「良いの、お姉ちゃんはアイドルを頑張って!お姉ちゃんの代わりに、私達がお家の事は頑張るから!」
「かすみ……ありがとう」
……皆、私を見ると頑張ろうって思うって言ってくれる。
もしかすると、私がアイドルをしてるのは、それが嬉しいからなのかもしれない。
長介たちがお風呂から上がってくると、今度は私とかすみがお風呂です。
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