14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 02:16:09.33 ID:QU/pV3xk0
「あっ、お父さん、お帰りなさい!」
「ああ、やよいか……まだ、寝てなかったのか?」
「うん、さっき長介とかすみ達が寝たところだよ、お父さん、ご飯まだだよね?準備するから」
「あ、いいよやよい、お父さん自分でやるから」
「ううん、いっつもお父さん遅くまで頑張ってるんだもん、疲れてるでしょ?座ってて!」
いっつも、お父さんはこんな遅い時間なのかな。
こういう時くらい、ちゃんとご飯の用意してあげないと。
「ありがとな、やよい」
「あとでお皿は洗っておくから、お水につけておいてね」
「うん……まだ、寝ないのか?」
「宿題やんないといけないんだ」
「そうか……」
やっぱり、元気が無いなぁ、お父さん。
何かあったのかな。
お父さんのご飯を用意していると、外から自転車のブレーキ音がしました。
お母さんが帰ってきたんだ。
「あっ、お母さん、お帰りなさい!今ご飯用意するね」
「ああ、いいのよやよい、私は自分でするから。宿題あるんでしょ?早く済ませちゃいなさい」
「はい」
お母さんも、こうして偶に凄く遅い時間に帰ってきます。
お仕事、忙しいのかな。
お母さんが洗い物もしてくれるみたいなので、私は部屋の隅に置いておいた勉強道具を持って2階に上がります。
私達の部屋では長介たちがすやすやと寝息を立てていました。
起こさない様に、そっと机に向かうと、春休みの課題のプリントと教科書を開きます。
「……皆、頑張ってるんだなぁ……私も、頑張らないと……」
宿題をある程度終わらせると、私も布団にもぐりこみました。
皆の寝顔を見ると、何だか私も眠く……
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