過去ログ - 【ダンガンロンパ】こまる「私はみんなと前に進むんだ!」【安価】
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877: ◆yuOvnLrWvA[saga]
2014/05/07(水) 00:50:35.82 ID:HnWjKu7AO
――図書室

りん「ジー……」

本居「……」

りん「ジー……」

本居「時雨さん?」

りん「わわっ!」

本居「……あ、あの、なぜ逃げるんですか」

りん「幸洋お兄ちゃんと清良お姉ちゃんが本居お兄ちゃんと話すときは距離を取りなさいって言ってたから……」

本居「……いや、まあ気持ちはわかりますけど」

りん「ごめんなさい……」

本居「いえ、僕が至らないのがいけないので……それで、何か用事でも?」

りん「本を借りようかなって」

本居「それはいい事ですね。どんな本をご希望ですか?」

りん「えっと……恋愛小説とかあったら」

本居「恋愛小説ですか?」

りん「ダ、ダメ……?」

本居「いえいえ、そんな事ありませんよ。わかりました、何冊かこちらで選びますのでその中からどうぞ借りていってください」

りん「あ、ありがとう!」

――

本居「こんなところでしょうか……やはり腐川冬子さんの本は外せないですね」

りん「面白いの?」

本居「その作者は【超高校級の文学少女】……僕達の先輩ですからね」

りん「そうなんだ……じゃあこれ借りる!」

本居「はい、それではこのカードに名前を書いてくださいね」

りん「はーい」

本居「しかしまたどうして恋愛小説を借りようと?」

りん「幸洋お兄ちゃんと清良お姉ちゃんが仲良しさんなの見てたらいいなぁって思って……でもりんには清良お姉ちゃんにとっての幸洋お兄ちゃんみたいな人はいないから……」

本居「まずは物語から入ろうと」

りん「おかしいかな?」

本居「おかしくなんてありませんよ。時雨さんにはまだそういうお相手はいないんでしょう?」

りん「うん」

本居「だったら物語から入る事は悪い事ではないと思いますよ。まあ、僕もそういった経験がないので偉そうな事は言えませんが……」

りん「本居お兄ちゃんもないの?あっ、カード書けたよ」

本居「如何せん本ばかりの生き方をしてましたからね……はい、確かに。それでは返却日は1週間後なので忘れないでくださいね」

りん「うん、ありがとう本居お兄ちゃん!」

パタパタ……

本居「ふぅ、年を考えれば不思議ではないとはいえ、時雨さんもその手の話に興味が出てきたんですね」

本居「……僕にもそんな相手がいずれ現れるんでしょうか」

本居「ははっ、考えてもしかたないですね……本の続きを読むとしましょうか」

END


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