過去ログ - 【ダンガンロンパ】こまる「私はみんなと前に進むんだ!」【安価】
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891: ◆yuOvnLrWvA[saga]
2014/05/10(土) 21:18:11.70 ID:yPR7KmnAO
細河「……」

矢頼「細河、顔色が優れないようだがどうした」

細河【あっ、矢頼君。体調が悪いわけじゃないから大丈夫だよ】

矢頼「ならばいいのだが……無理はするなよ」

細河【うん、ありがとう……あの、矢頼君】

矢頼「どうした?やはり気分が……」

細河【そうじゃないの。えっと、矢頼君は子供の頃どんな子供だったの?】

矢頼「子供の頃の俺?」

細河【うん】

矢頼「……昔の俺は自分で言うのもなんだがかなりやんちゃ坊主でな。よくいたずらをしては父と母に叱られていた」

細河【なんだか想像出来ないね……】

矢頼「あの頃の俺は弓を引く事すらしていなかった。父は優れた腕を持っていたが、自分が弓の道に進むなど考えてもいなかった」

細河【……じゃあお父さんの影響で弓道を?】

矢頼「そうだと言えば、そうなのかもしれんな……俺は父の影を常に意識している」

細河【……私もお父さんの影響で絵を始めたんだ。今は純粋に絵を描くのが好きだから、だけど】

矢頼「それは……いい事なのだろうな」

細河【そうなのかな?】

矢頼「いつまでも囚われているよりはな。そういう意味では細河は俺よりも心が強いという事でもある」

細河【私が?それは、ないよ。矢頼君の方が私なんかよりずっと強いよ】

矢頼「それこそないと思うが。俺などまだまだ未熟者だ」

細河「……」

矢頼「……この件に関してはお互いに納得は出来そうもないな」

細河【そうだね】

矢頼「……そろそろ他の者も来る。気分が悪くなったら言うんだぞ」

細河【うん】

矢頼「……」

矢頼(細河。あの男の影に未だ囚われている俺が強いなど……)

細河「……」

細河(矢頼君、違うよ……私が殺そうとしたお父さんの言葉をずっと守ってる私が強いなんて……)

矢頼(ありえん話だ)

細河(そんなの、ないよ)

END


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