過去ログ - やよい「うっうー!キラリ!とキラメきますよー!!」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:27:27.51 ID:ggbPZlQx0
だから

地元の商店街の掲示板に貼られた新人アイドル募集の広告を目にしたとき

やよいはかつてないほど胸が高鳴った
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:28:26.22 ID:ggbPZlQx0
あのステージに、自分が立てる――――

自分がアイドルになったときの想像に想いふけっていたとき、家のことを思い出してやよいは現実に引き戻された

しかし、募集広告の煽り文句の一つに、アイドルとして成功すれば高額報酬も夢じゃない!というニュアンスの言葉が書かれていた
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:29:00.11 ID:ggbPZlQx0
電話を入れてから数日後、言われて向かった場所にやよいは絶句した

下に大衆食堂、窓にテープで765という字が書かれている小さく華やかさとは無縁なビル

アイドル事務所と聞いていたから、もっと豪華で華やかなイメージを期待していたやよいは、面食らってしまった
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:29:30.93 ID:ggbPZlQx0
やよいはこの女性を信用しようと思った

というのも、この女性がやよいの質問に答えるときにした行動にあった

この女性はやよいより背が高く、普通にしているとやよいを見下ろす形になる
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15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:30:36.91 ID:ggbPZlQx0
今でこそ積み上げた経験がやよいを立派な姉に変えたが

やよいが今よりもう少し歳が幼く、兄弟たちの面倒を見る力量が未熟であったころ、

どうすればよりよき姉になれるか必死に模索していた。そのとき、偶然みたテレビでそのことをやっていた
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16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:31:08.69 ID:ggbPZlQx0
やよい「私、高槻やよい、14歳です!ここにアイドルの試験を受けに来ました!」

と、まだ会ったばかりで名前も聞いてない女性に自らの名前と目的を口にだして教えたのは、信用できる人だと心で理解できたからだろう

そして、この女性も。深々と頭をさげて礼を言ってきたやよいに対し、礼儀正しい子だと感心した
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17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:31:41.64 ID:ggbPZlQx0
「私の名前は音無小鳥。この事務所で事務員をやっているの。よろしくね、やよいちゃん」

「はい!よろしくお願いします!!」

音無小鳥と名乗った女性はやよいを中へ案内した
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18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:32:13.17 ID:ggbPZlQx0
案内された部屋に、待っていたとばかりに中老の男性が子どものようなとびきりの笑顔でやよいを出迎えた

「私がこの事務所、765プロダクションの社長、高木順二郎だ!今日はきてくれて本当にありがとう!よろしく頼むよ」

やよいは緊張した
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19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:32:42.97 ID:ggbPZlQx0
失敗はできない、絶対にチャンスをものにしなくちゃ

「高槻やよい、14歳です!よろしくおねがいします!!」

やよいは渾身の力をこめて挨拶した
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20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:33:18.24 ID:ggbPZlQx0
だが

やよいは高木が口にした「かわいい」という言葉に首をかしげた

やよいには自分を見る他人の評価と自己の評価にギャップがあった
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21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/25(火) 22:33:46.61 ID:ggbPZlQx0
そして今も。やよいは懸命に覚えた敬語を使って明るく元気に大人を前にしても臆せず振る舞うことで

自分がしっかりした人間であるということをアピールしたつもりであったが

高木にはやよいの外見の幼さも相まって、かわいらしい健気な少女に写ったのだった
以下略



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