2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/25(火) 22:27:57.09 ID:QU/pV3xk0
長介、浩太郎、浩司、それにかすみが居間に入って来る。賑やかなだ。
本当にみんな、可愛い子供たちだ。ただ…。
子供達がご飯を食べ始めてから、俺はそっと席を立つ。
「母さん?今度の給料、実はな…」
パジャマのポケットに入れていた給与明細を取り出して、母さんに渡す。昨日の夜は、母さんが早めに寝てしまって渡せなかったものだ。
「…。まあ、なんとかします」
「ゴメン…」
世間一般で言えば、低い訳ではない給料も、5人の子供の養育費と家賃、食費を支えるには心許ない。
「ほら、そんな顔しないで。そろそろ着替えないと遅刻するわ」
「うん…」
ネクタイを絞めながら玄関に行くと丁度やよいが洗濯物の籠を持って庭に出ようとしていた。
「あっ!お父さん、行ってらっしゃい!頑張ってね!」
「ああ、やよいも遅いのかい?」
「うん、今日は7時くらいかなーって」
「そうか…あまり無理はするなよ」
「はいっ!」
やよいの笑顔は、私には一日の活力になるのと同時に罪悪感を感じさせる。
本当なら、夕方には帰って家でのんびりしているか、友達と遊んで帰ってくるのかもしれない時間、この子はアイドルとして仕事をしているんだ。
そして、その収入が無ければこの家は成り立たないのだから。
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