14: ◆ng2Oz8aFCM[saga]
2014/03/25(火) 22:55:04.31 ID:7dJgv5JR0
その汗のにおいはみくにとって不快ではなかった。
むしろ心地よかった。マタタビに酔いしれる猫のように、Pチャンの香りに酔いしれている。
ぴっとりと、Pチャンにくっついた。そのほうがぬくもりと、匂いを感じられるからだ。
Pチャンの体がぴくりと動いた気がした。
みく「本当にごめんね?」
P「何度もあやまらなくていいさ。今日の失敗を次に生かしていけばいい」
どこまでも優しいPチャン。それが狂おしいほどに愛しい。
みくの中の想いの器に、うれしさが、しあわせが、どんどん注がれていく。
みく「でも、みくは駄目な猫にゃ。迷惑な猫にゃ……」
P「みくは駄目でも、迷惑でもないよ。誰にだって失敗はある。みくは良く頑張ってるじゃないか。俺はちゃんと見てるぞ」
ああ、こんなこと言われてしまったら、もう後戻りできなくなってしまう。
ほめられただけでこんなに嬉しくなるなんて。
顔が熱く火照る。
ドキドキする。おへそのしたが、きゅんっと切なくなる。
やっぱりみくはPチャンのことが大好きだ。もう迷いは消えていた。
我慢もしない。ちひろチャンの言うとおりにしてみるんだ。
告白、しよう。
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