3: ◆ng2Oz8aFCM[saga]
2014/03/25(火) 22:33:51.63 ID:7dJgv5JR0
P「どうした、みく?」
みく「な、なんでもないにゃ!」
ほら、気づかれそうになった。危ない危ない。でも、その危うさにみくは快感さえ覚えている。
おへその下あたりがきゅんきゅんと疼いている。
恋のドキドキ。気づいてほしい、とみくの中の女が叫んでいるのだ。
P「それならいいが、体調には気をつけろよ?」
大事な体なんだから、と彼は続けた。
くらくらする。倒れてしまいそう。自分の体のことを気遣われただけで、こんなにしあわせ。
自分が少女マンガの主人公にでもなってしまったようだ。彼が王子様で、みくがヒロイン。
陳腐で使い古されたかもしれないけれど、あこがれる夢。
それじゃあな、と彼は手を振りながら出かけていった、たぶん、別のアイドルを迎えにいくんだろう。
みくのことだけ、見てくれたらいいのに。
無理なのは分かっているけれど。
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