30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:11:07.44 ID:NrmcVnPo0
圧し掛かってくるような倦怠感が体中を支配している。
眠るのが遅かったからとか、肇との夜伽が理由ではない。
これは心的な疲労故なのだとそう思った。
春先の心地よい気候の中、俺の体にしっとりとした汗が滴る。
「………」
額に滲んだ汗を手で拭いながら、俺はなんとなく空を見上げた。その行動自体に意味は無かった。
どこまでも澄渡る青空は何処か非現実的だと思う。肇の事を思う度に胸に押し広がる鈍痛だけが、今俺にあるべき現実だった。
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