32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:14:55.87 ID:NrmcVnPo0
最初の一回までの道程は長かった。
好きになった人だとは言えど、十代半ばの女の子をどう扱えばいいのかなんて俺にはわからなかったし、肇も俺との距離を測りあぐねていたと思う。
それほどまでに俺達は愚かで、だけど純粋だった。
俺の為、痛い筈なのに痩せ我慢して涙をこらえる肇の表情を、俺は未だ忘れることは無い。
『プロデューサーと一つになれたことが嬉しいから』と、ボロボロの泣き顔のまま彼女らしい笑みを向けてくれた事を忘れるはずがない。それは、刻印の様に俺の頭に刻まれている。
それでも、俺達は幾重にも交わっていくにつれて、その純粋な気持ちは薄らいでいったような気がする。
俺はそのたびに倫理と葛藤を繰り広げ、そのたびに欲求に屈してきた。
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