7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 19:34:49.14 ID:NrmcVnPo0
肇は視線を刹那に俺と合わせると、すぐに逃げる様に左を向く。
片側一車線だけのこの道路の左を向いたって、そこには吸い込まれてしまいそうな真黒な夜が広がっているだけだと言うのに。
肇は深い闇から目を逸らさないまま、右手を宙に彷徨わせる。
何をするのかと思えば、その手は淀み無くハンドルに重ねられた俺の左手を握った。
まるで、見えていた様に。そこにあることを知っていたみたいに。
「プロデューサーの家、行きたいです」
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