1: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:02:54.31 ID:vmGIbYiY0
―――事務所
ちひろ「本当ですか！！？はい……！はい……！分かりました……！直ぐに向かいます…！」
ちひろ「はい……！ありがとうございます……！申し訳ございません……！」ｶﾞﾁｬ
Ｐ「どうしたんですか、何やら大変な様子で……」
ちひろ「落ち着いて聞いてください、プロデューサーさん」
ちひろ「……茜ちゃんが大道具の下敷きになって怪我をしました」
Ｐ「茜が！？」
ちひろ「今病院に向かわせたそうなので私が行きます。プロデューサーさんも心配とは思いますが冷静に」
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2: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:03:32.31 ID:vmGIbYiY0
Ｐ「はい……怪我の状態は？」
ちひろ「丈夫な子ですし、そこまで大きな物でもないようです。意識もハッキリとしています」
Ｐ「分かりました、ここはちひろさんに任せます」
3: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:04:03.33 ID:vmGIbYiY0
―――病院
茜「はい！！私は特に問題ありません！！！」
4: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:04:39.73 ID:vmGIbYiY0
ちひろ「検査を終えるまでキャンセルの判断を待ってくれてる所もあるみたい。そこは茜ちゃんの勝ち取った信頼ね」
茜「ですが……お仕事に穴を開けた事に変わりは……」
ちひろ「怪我は不可抗力だから仕方がない事よ。それに、トラブルに対応するのは私達大人の仕事。茜ちゃんが気に病む事はないわ」
5: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:05:12.90 ID:vmGIbYiY0
―――事務所
真奈美「ほう、茜とほたるが」
6: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:05:41.70 ID:vmGIbYiY0
真奈美「顔に出過ぎだ」
茄子「でも、迷惑にならないかと……」
真奈美「君の幸運が良い方に運んでくれるさ。少なくとも私は行くべきだと思うがね」
7: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:06:09.98 ID:vmGIbYiY0
―――女子寮、ほたるの部屋の前
茄子「うう、なんだか妙に緊張します……」
8: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:06:36.99 ID:vmGIbYiY0
茄子「あの〜、もしかしてお留守……？ではないですよね、できれば顔を見てお話したいんですけど……」
ほたる『……ごめんなさい』
茄子「ほたるちゃん？」
9: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:07:28.10 ID:vmGIbYiY0
・・・・
真奈美「ほたるはそんな事を」
10: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:10:06.78 ID:vmGIbYiY0
・・・・
美嘉「アタシ？」
11: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:10:42.95 ID:vmGIbYiY0
美嘉「……まぁ、ほたるちゃんの為なら一肌でも二肌でも脱ぎますよ★」
茄子「頼もしいです、美嘉ちゃん」
真奈美「それじゃあ２人とも、頼んだよ」
12: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:11:16.26 ID:vmGIbYiY0
・・・・
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
13: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:12:41.65 ID:vmGIbYiY0
美嘉「ほたるちゃん、美嘉です。先に私が言いたい事言わせてもらうね」
ほたる『……？』
美嘉「アタシはほたるちゃんに会いたい！今すぐ！顔を見たい！」
14: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:13:07.23 ID:vmGIbYiY0
美嘉「ほたるちゃん……助けてえ！」
ｶﾞﾁｬ
ほたる「美嘉さん！大丈夫です――」
15: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:13:41.65 ID:vmGIbYiY0
ほたる「み、美嘉さんにもよくない事が起こりますよ……！」
美嘉「たとえば！？」
ほたる「ええーっと、口内炎とか……」
16: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:14:11.55 ID:vmGIbYiY0
ほたる「美嘉さん……」
茄子「そうですよほたるちゃん」
茄子「仮に不幸があるとするなら、それはほたるちゃんに会えなくなる事」
17: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:15:00.53 ID:vmGIbYiY0
ほたる「私は……」
茄子「……」
ほたる「私は、みなさんの事が大切ですし、好きです」
18: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:16:48.29 ID:vmGIbYiY0
ほたる「そんな事になるくらいなら、私はもうみんなの元を離れてしまいたい、って思うんです」
茄子「……」
ほたる「だから、茄子さんも私の事は忘れてください……」
19: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:17:15.61 ID:vmGIbYiY0
茄子「あっ……すいません、少し熱くなってしまいました……」
美嘉「少し歩かない？散歩でもして頭を冷やそ★」
茄子「そうですね、ほたるちゃんも、一緒に行きましょう？」
20: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:18:05.21 ID:vmGIbYiY0
美嘉「何かあるの？」
ほたる「何か……というか、たまに川の反対側で大きな声で歌ってる人がいて……顔は見えないんですけど、声はよく聞こえて」
ほたる「決して上手ではないんですが……その歌を聴いていると元気が出るんです」
21: ◆jjEzShkDDk[saga]
2014/03/26(水) 23:18:35.96 ID:vmGIbYiY0
―――土手
ほたる「今日は……いないみたいですね」
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