15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/27(木) 23:48:02.84 ID:bKVPOXLV0
小梅「あ、あの、凛さん」
凛「なに?」
小梅「どうして……ですか?」
凛「どうしてって……んと、どういう質問なの?」
小梅「わ、私……」
小梅「……私、好きかどうかはわかんないけど……なんだか……き、気になる人ならいる……と、思います」
凛「……」
小梅「……でも、私は……恋とか、分からなくて……だから……」
小梅「私は……」
凛「……」
凛「うんと……そうだね、私が言えるようなことがあるとするなら」
小梅「は、はい」
凛「私がその人のことを好きだって確信したのは……一緒に恋愛映画を見たときだった」
凛「……その人ね、私の隣で、ありがちなストーリーの映画にすっごい感動して大泣きしちゃったんだよ」
凛「普通の人は引いちゃうくらい泣いたんじゃないかな……ふふ、本当にうるさいぐらいの泣き方だったし」
小梅「……」
凛「……でも、私はなんだか、そんなちょっとした映画で大泣きするその人が可愛く見えたの」
凛「そしたら急に……急にね、分かったんだ……私、この人が好きだったんだって……」
凛「……」
凛「……とっても、とっても些細なことだったけど」
凛「大きいことか小さいことかなんて関係なくて……あるきっかけで、その人が急にたまらなく愛しくなる」
凛「……いや、きっと私はその人が好きだった……だけど好きだったのに気づいてなかっただけかな」
小梅「……」
凛「……」
凛「な、なんだか恥ずかしいこと言っちゃったかも……ごめん、こんな感じで」
小梅「い、いや……そんなこと……そんなことないです」
小梅「……私は、素敵だなって……思いました」
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