過去ログ - 【咲―Saki―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「そのに」ポリポリ【永水】
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784: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/05/28(水) 05:51:24.81 ID:JhQRqii5o

湧「こ、こらいやったらもし…あちき…そげなつもいじゃ…」

京子「…大丈夫よ。今の私は永水女子の須賀京子なんだから」

京子「清澄の事なんてもう吹っ切れているわ」

嘘だ。
俺にとって清澄での日々はそう簡単に割り切れるような軽いもんじゃない。
確かに俺が昔を思い浮かべる事は少なくなったし、永水女子での生活に対しても前向きになってきてはいる。
だが、俺の中から清澄への郷愁が、何事もなくこのまま続くであろうと思っていた日々への憧憬が、完全に消え去るにはまだまだ時間が掛かるのだ。

湧「…京子さあ」

京子「ほら、それよりもう着いたわよ」

京子「小蒔ちゃん、鍵を開けてくれないかしら?」

小蒔「あ、はい。分かりました」チャラ

とは言え、それらを表に出したら皆が悲しむだけだ。
今や清澄の皆と並ぶほど大事になっている彼女達を傷つけるのは決して本意ではない。
湧ちゃんの何か言いたげな視線は気になるが、でも、ここは強引にでも話題を打ち切るのが一番だろう。

小蒔「はい!開きました!」ガチャ

京子「ありがとう、小蒔ちゃん」

何処か自慢気に扉を開いた小蒔さんの向こうには、軽食や飲み物を乗せた台、ネットに繋げたパソコンなどが並んでいた。
その中でも一際目を引くのが、規則的に並んだ幾つもの全自動麻雀卓だろう。
新道寺と永水女子のほぼ全員をカバーするだけの全自動麻雀卓がこうして並んでいるとちょっとした雀荘のようである。
麻雀部の合宿なんて殆ど参加した事がない俺には分からないが、これならばきっと新道寺の人達をがっかりさせる事はないはずだ。



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