過去ログ - 【艦これ】提督「そしていつかは」隼鷹「夢見た航路を二人で」
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◆1aois5N.L2
[saga]
2014/03/29(土) 22:38:36.44 ID:4As/q9du0
暫く提督の言葉を黙って聞いていた隼鷹だが、やがて不意に反応した。
隼鷹「……っぷ、アハハハハ!」
提督「な、なんだ!」
思わず声を上げた提督に構わず、隼鷹は笑う。
隼鷹「アハハハッ!さっきまでずっと考えていたのか?ヤってる最中も?」
提督「そ、それが悪いか!?これでも私は真剣にだな」
図星を疲れた提督の頬に赤みがさす。
隼鷹「あたしを機関部をぶっ壊すような勢いで襲ってきたのに、そんなこと考えていたのかよ……プハハハ……」
提督「お、おい」
流石に声を荒げた提督だが、隼鷹の声に遮られた。
隼鷹「わかってるって。あたしと提督の仲だ、提督の考えた意味くらい分かるって」
弾んだ息を整えながらも、隼鷹は提督を制する。ふざけていないのは口調ではっきりわかる。
隼鷹「あれだろ?提督もあたしも死んだとしても、生まれ変わって遭えるんじゃないかって考えてるわけだろ?」
提督「ま、まあ、そうなるな」
提督「おかしいと思うなら、別にかまわんが……少なくとも、私はそう願ってる」
隼鷹「うれしいこと言ってくれるじゃん。さっすがあたしが惚れ込んだ提督だよ」
提督「むぅ……」
からかったかと思えば、いきなり褒めてきた態度に少し困惑する。
そんな提督との距離を詰めた隼鷹は、表情を改め、じっと目を覗き込んだ。
提督は心を見透かされそうな視線に思わずたじろいだが、隼鷹は有無を言わせぬ口調で迫る。
隼鷹「いいか、提督」
提督「う、うむ」
隼鷹「確かに、提督の考えも間違いじゃない。あたしら艦娘の元となる魂は、多分だが船として一生を全うすれば輪廻の輪に乗る」
隼鷹「だけど、あたしらは提督と違う。人が生み出した、限りなく人に近い魂だ」
提督「付喪神のようなもの、ということか?」
隼鷹「ああ、そういうこった。モノが祀られるうちに神や人になるっつう神道の考えにもよるあたしの解釈だ」
隼鷹「でもな、そんな出自の違う魂同士が同じような輪廻をめぐるかといえば、多分そうじゃない」
少ないが確かな希望を知り、浮かれかけた提督に隼鷹は釘を刺す。
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