過去ログ - あ〜る「人類の人達が滅亡してから約二千年ほどの時が経ちました」
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53:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/04/02(水) 00:52:02.29 ID:WM+TkkNN0
パチ

あ〜る「王手ですね」

レミィ「ああっ・・・投了っ・・・!」

あ〜る「先ほどから何故悩ましげな声を出しておられるのですか?」

レミィ「気分かな。盛り上がるだろ?」

あ〜る「?」

レミィ「こんなジャージで盛り上がるも何もないか。農家のおばちゃん風作業着とジャージしか残ってないんだもんな。もっとこうセクシーな服を着たいよね」

あ〜る「では、ご要望にあわせて作ってみましやう」

レミィ「おぉ、いいのか?」

あ〜る「あい」

レミィ「じゃあそのうち頼むよ。しっかし将棋でも勝てないか、さすがに年の功かねぇ。こりゃもう私に勝ち目のありそうなゲームはないな。二人で麻雀ってのもちょっとアレだし」

あ〜る「今日はそろそろ寝ませんか?もうこんな時間ですよ」

レミィ「おー・・・ん?そういや時間ってどうなってんだ?時計とか持ってないよな」

あ〜る「腹時計ですね。おなかのすき具合で大体の時間を。あとは陽の浮き沈みで判断しています」

レミィ「なんでそこだけそんなに原始的なんだよ」

あ〜る「長い間一人ですと、時間というものに対する興味が薄くなりまして、時計に使うエネルギーがもったいないということで時計を使わなくなってしまいました」

レミィ「そ、そうか・・・」

レミィ「(また地雷踏んじゃったよ・・・)」

レミィ「(・・・いや、こいつは飄々としてるのに、なんかアタシが勝手にこいつのことを可哀想だとか思っちまってるような・・・)」

レミィ「(・・・アタシは一体何様なんだよ・・・!)」

がしっ

レミィ「あ〜る〜」

あ〜る「な、なんです?急に首なんかに抱きついて。関節技は痛いからやめてくださいよ?」

レミィ「お前痛みまで感じるのか?思いのほか高性能だな・・・」

あ〜る「痛いことをされたら痛いに決まっているじゃないですか」

レミィ「なんだそりゃ、知識で知ってるだけじゃないのかそれ。まいいや、じゃあ仲良く一緒に寝ようぜあ〜る」

あ〜る「え〜?一緒に寝るんですか?」

レミィ「ほんとは嬉しい癖に、嫌がるフリなんかやめろよ。アタシはけっこうお前のこと気に入ったからさ、好きなことしちゃってもいいんだぜ?」

あ〜る「仕方ありませんね。では大人しく寝ましやうか」

レミィ「からかい外のない奴だなー」

あ〜る「なんだか今日は、少し疲れました」

レミィ「あ、なんだよ。アタシがわずらわしいってか?」

あ〜る「いいえ。とても久しぶりに、自然に笑うことが出来たような気がします。これはおそらくレミィのおかげですよ」

レミィ「・・・・・・・・・そうか。なら、良かったよ」

あ〜る「おやすみなさい、レミィ」

レミィ「ああ、おやすみ、あ〜る」


レミィ「(決めた。もう絶対こいつを一人になんてしないぜ)」

レミィ「(・・・しかし、なんか忘れてるような・・・)」

レミィ「(・・・あ、ワッハマン!)」

レミィ「(・・・・・・明日から本気出す)」


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