過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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11: ◆EEGknAt6l2[saga]
2014/03/30(日) 01:00:15.25 ID:7qnE9m5f0
「……なんてこと、言えないよな」


 辺りを見回す会長の頬には汗が一筋。

 初めて龍門渕に赴き、雨に打たれて帰った日のことを思い出す。

 誰にだって絶対に失いたくないものがある。

 諦めたくないから、無理や無茶の一つや二つを平気でしようとする。

 そしてそれを受け止めるのが俺なのだろう。

 会長が動けなくなっても、代わりに探し続ければいい。

 それが、追従する俺の役割だ。


「会長」

「だから黙っててって――」

「あそこ、見て下さい」


 人気のない深夜の道。

 光の入り込めない建物の隙間の路地。

 そこにうごめく複数の影。


「……ワーム」

「どうします? あの数だったら俺一人で十分ですけど」

「私もやるわ。ちょっと鬱憤も溜まってるし」


 会長の表情は硬い。

 俺たちの中での最悪のケースを思い浮かべたのかもしれない。


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