過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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◆EEGknAt6l2
[saga]
2014/03/30(日) 01:04:58.11 ID:7qnE9m5f0
相手も無言のまま路地から出て、街灯の下に佇む。
とどめでも刺そうってのか。
「須賀くん、立てる?」
「なんとか」
まだ戦えるだけの力は残っている。
相手がやる気なら、打ち負かしてやるだけだ。
エンジンに火がついたかのように、闘志がわき上がってくる。
キックの打ち合いでは負けたが、まだ勝負に負けたわけじゃない。
「……やっぱり、そうだったんですね」
しかし、そんな俺の頭に水をぶっかけるように、事態は予想外の方向へ動く。
聞き覚えのある声。
そしてゼクターに手をかけ、相手は変身を解いた。
「そんな……」
「美穂子……?」
「酷いです、二人とも……私にこんな秘密も隠してたなんて」
その下から出てきたのは、俺たちが探していた人物……福路さんだった。
俺も会長も驚きを隠せない。
変身を解いて、福路さんと向き合う。
色々聞きたいこともあったはずだが、まっさらになった頭に流れ込んできたのはある疑問だった。
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