過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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25: ◆EEGknAt6l2[saga]
2014/03/30(日) 01:13:38.00 ID:7qnE9m5f0
 ちょっと目を離した隙に、俺の弁当箱は空になっていた。

 どんだけ腹減ってたんだよ、こいつ。

 なんかもう呆れるしかないが、俺の昼飯はどうしよう。

 このままでは空腹のまま午後の授業に突入してしまう。

 ここは東横から弁当を徴収するのが筋だが。


「みなまで言わずともわかってるっすよ」

「なら話は早い。弁当くれよ」

「了解っす」


 東横は席に着くと、俺の机の上に自分の弁当を取り出して蓋を開ける。

 女の子らしい小さな容器だ。

 足りるかな、これ。


「箸もくれよ」

「ふふふ、かかったっすね?」

「は?」

「箸がなければ食べられない。そして箸を握っているのは私っす!」

「……なにが望みだ?」

「京くんはなにもする必要はないっす。私が全部食べさせてあげるっすから」


 ということは、たまにやるあれをこの食事中、ずっとやるってことか?

 いや、ダメだろ。


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