過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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37: ◆EEGknAt6l2[saga]
2014/04/09(水) 23:28:21.19 ID:oPUUJlJ20



>>清水谷竜華
>>福路美穂子


 そうして俺の頭に浮かんだのは、やっぱり福路さんのことだった。

 本人は今までの自分はいないと言っていたが。

 いつ資格者になっただとか色々と気になることはあるが、それはこの際どうでもいい。

 どうせまたZECTが絡んでるのはほぼ間違いないし。

 それにしても、龍門渕さんたちがあのバッタのゼクターについて知らないのも気にはなるが、それも含めてとりあえず置いておこう。

 それよりも俺には、もう福路さんのサンドイッチやケーキが食べられなくなることの方が問題だ。

 あの様子じゃ、うちにも来てくれなさそうだし。

 偶然会えたとしてもすぐにいなくなってしまうからな。

 説得とまではいかずとも、話す時間がほしい。


「京太郎ー」


 自転車を押しながら歩いていると、前方から清水谷さんが駆け寄ってきた。

 園城寺さんの口ぶりでは忙しそうな感じだったが、もう大丈夫なのだろうか。

 息を切らせながら俺の前に立ち止まると、女の子特有の良い匂いがそよ風と共に流れてくる。」


「怜のこと送ってくれたんやろ? お礼言っとこうと思てな」

「そのためにわざわざ?」

「まぁ、今日会ったのはたまたまやけど。最近ちょっと立てこんでてな……」


 忙しい理由と言えば思い当たることが一つ。

 もしかしなくても福路さんのことだろう。

 そうだとして、被害はないと聞いたが。


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