過去ログ - 京太郎「あの人が言っていた」 part2
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47: ◆EEGknAt6l2[saga]
2014/04/09(水) 23:37:54.16 ID:oPUUJlJ20
 見えないが、ほのぼのとした光景が繰り広げられてるのだろう。

 少しだけ猫が羨ましい。


「それじゃあ、元気でね」

「サイニャラッス!」


 そして足音が遠ざかっていく。

 にしてもあの猫、やけに人っぽい鳴き方をするもんだ。


「ほら、行くで」

「ちょっ、まだ目がっ……ぐえっ、襟引っぱるな!」


 引きずられながら追跡再開。

 自分で歩けるって!

 なんとか手をほどき、清水谷さんの隣に並ぶ。

 ちょうど目も回復してきた。


「さ、行こうか」

「切り替え早いなぁ。そういうとこは感心するわ」

「数多い長所の一つだ」

「アホ」


 呆れ混じりの罵倒にもめげず、福路さんを追う。

 そしてまたまた曲がり角に差し掛かる。

 てか多いな、曲がり角。

 足音が止まり、今度はカシュッという音。

 曲がり角の向こうをのぞきこむと、福路さんが缶を持って佇んでいた。


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