104:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 22:03:34.00 ID:JNTyPC270
小さなテーブルに三人が各々の宿題を広げる。
亜美と真美は先ほどのペースをそのまま持続させているのか、すらすらと問題を解いていく。
反対に春香は早速教科書に噛り付いていた。
「何か分からない問題ある?」
春香の隣に座り、手元を覗き込む。
「真っ白ね……」
「ううっ……だってだってー」
泣き顔で私の両肩を持って小さく揺さぶってくる。
真美たちとは違う、本気の泣きつきだ。
ゆっくりと授業を進める私の学校ですら、すでに問題集の三分の一は終わっているのに。
その第一問目から詰まっている春香。
本当は年下二人の勉強を見るために始めたことだけど、私が教えるべきは同学年の春香だった。
183Res/127.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。