過去ログ - 千早「笑顔の思い出」
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126:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/02(水) 22:59:03.76 ID:JNTyPC270

二人の後姿が見えなくなり、扉を閉める。

「嬉しかった、か……」

手を胸に当て、心臓の鼓動を確かめる。

一瞬だけ見えた二人の大人びた表情が瞼の裏に焼きついている。

「良かったね、千早ちゃん」

「春香……起きてたの?」

「私がいると、二人が素直にお礼が言えないかもって思っちゃった。でもそんな心配、全然いらなかったかな」

「二人とも、一年前は本当に子供だったのに、もうあんなにも大きくなってたのね」

「そろそろ私も身長で抜かれちゃうんだろうなぁ」

「やっぱり春香も、二人に抜かれるのは嫌なの?」

「ううん。私は真美も亜美も大好き。今の二人が大好きだから、未来の二人も大好き。嫌いになることなんて無いと思う」

「そう……ね」

「だから追い抜かれるのは……どちらかと言えば楽しみなのかな」

「春香、その台詞は母親みたいよ」

「そ、そう?」




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