155:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/03(木) 00:14:27.24 ID:Dut/Eq5+0
カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ました。
ゆっくりと瞼を上げるとも、私はベッド上にいて隣に春香が小さな寝息を立てていた。
泣き疲れてそのまま眠ってしまったようだ。
目元に触れると、乾いた涙のあとがしっかりと残っている。
「春香……」
声を潜めて名前を呼ぶ。
ありがとう。
あなたが呼んでくれたから、私はまたあなたの笑顔を見ることができた。
私の中にあった暗い気持ちは全部流れていて、随分と頭の中がすっきりとしていた。
あれだけ落ち込んでいたのに、なんて勝手気ままな心なんだろうかと苦笑してしまう。
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