過去ログ - 千早「笑顔の思い出」
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157:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/04/03(木) 00:19:19.20 ID:Dut/Eq5+0

眩しい窓の外を見上げる。

雲一つない空にあるのは白い月。

そこから伸びた銀の梯子が私の部屋へと差し込んでいる。

優……ごめんなさい。

今はまだこの梯子を上るわけにはいかない。

私には大切なものが沢山残っていて、まだここに留まらないといけないみたいだから。

身近に有りすぎたせいで、私は春香がどれだけ自分に大切な人なのかを気付けなかった。

こんな馬鹿な私だから、誰かを幸せにする蒼い鳥になんてなれないかもしれない。

誰かに夢を配れる程のアイドルになれないかもしれない。

それでも私は歌い続けたい。誰のためでもない、私を愛してくれる人のために。

例え、身体も声も泡となって消え幻となってしまうくらい時間が経ったとしても、ずっと。

だって私は、大空に浮かぶ海の中を泳ぐ人魚なんだから。




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