171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/04/05(土) 22:38:46.01 ID:nQ8fVdQM0
だけど、真美と亜美にとってはそうではなかったみたい。
「千早お姉ぢゃーん、よがっだよー」
「千早お姉ぢゃーん、よがっだよー」
声を詰まらせながら、必死に私の名前を呼ぶ二人に胸が痛くなった。
私なんかのために泣いてくれる人がここにもいた。
いえ、それは亜美と真美だけじゃなかった。
このあと事務所に向かった私を待っていたのは、みんなの暖かい笑顔だった。
私の携帯が繋がらなくなってから、みんな心配のあまり仕事が疎かになってしまったらしい。
姉と妹たちは、本気で私のことを想い続けてくれた。
私はこの765プロの一員だと、笑顔をくれる愛すべき人たちがいることを再認識できた。
なのに私は、皆に忘れられたと勘違いして落ち込んでいただなんて、とんだ不義理な話だと思う。
ふふっ。
このことを話してしまうと、きっとみんなは微妙な苦笑いを浮かべてくれるに違いない。
だからこれは、誰にも言えない私と春香だけの秘密の思い出。
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