過去ログ - 千早「笑顔の思い出」
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22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/30(日) 22:44:50.58 ID:F/+i4S6Q0

「やよい!」

「はーい!」

申し合わせたかのようにがっちりと脇を固められると、無理矢理ソファへと座らされた。

同時に左右から一点の曇りの無い笑顔と悪巧みをした笑顔に挟まれた。

両手を高槻さんにしっかりと握られ、完全に確保された状態となる。

「高槻さん?」

「えへへ〜」

状況は今ひとつ分からないけれど、とにかくここからは動いてはいけないようだ。

春香に何を吹き込まれたのかは知らないけれど、高槻さんなりの無理強いに従うことにする。

ぽかぽかとした柔らかな手で握られていると、どこか安堵感すら覚えてしまう。

小さく微笑みながら、目にかかった髪をかきあげようとする。

「……」

高槻さんの手の中にある腕が微動だにしないことに気付く。

意外とがっしり掴まれていた。




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