過去ログ - 上条「E遺伝子に託す”俺達”の未来」御坂「また、会えるなら」
1- 20
112: ◆okTopQriqp.Y[sage]
2014/04/18(金) 23:02:04.29 ID:sEdR5/+5O
御坂「あの大きな船かなぁ」

上条「どれどれ……おぉ、さすが超国家機関だな。無駄にでかい」

窓の外、太平洋上に航海している巨大船を見てはしゃぐ上条と御坂。そんな2人にやれやれ顔でアダムが話しかける。

アダム「あの船がDOGOOの特務艦C・フォレスターだ。今から司令達と会ってもらう」

御坂「はい!」

上条「司令、ねぇ。さぞかしゴツいオッさんなんだろうな」






上条「…なんて思ってた頃もあった訳よ。まさかTVに出てた婆さんが司令やってるとは思わなかったわ」

アダム「オイ、テメェ失礼だろうが」

壱与「いいですよ、アダム・ミューアヘッド。…私は壱与。DOGOOの司令を務めています」

巨大なスクリーン越しに言葉を返す人物が、上条には見覚えはあった。そのお陰か緊張の欠片も感じさせることなく通常運転である。

上条「あー俺は上条当麻です。【幻想殺し】ってE遺伝子?を引き継いでます」

御坂「わ、私は御坂美琴でしゅ!【超電磁砲】のE遺伝子って説明してもらいましたっ!………み、見ないでください…!」

大事な自己紹介で初っ端から噛んでしまった御坂をニヤニヤと横目で見る上条の視線に、ようやく気付いたようである。

壱与「貴方達は同時にその場に現れ、同時に覚醒した数少ないケースのE遺伝子ホルダーで、全世界で現在26人目のE遺伝子ホルダーです」

上条「…あーそれなんだけど。その、覚醒ってのをすると性格とか変わったりするのか?」

壱与「別段、珍しいことではないですよ上条当麻。……DOGOOに参加するとなると、家庭には帰る機会が殆ど得られません。もう一度言わせてもらうと、参加意思は尊重しますからね。一旦帰宅することをお勧めします」

壱与(誰しもこの選択は辛い筈。今回も最後まで本人達の決意に任せておきましょう)

日常との決別を選んで世界と戦うか否か、という今更に厳しい現実を突きつける壱与。
淡々と告げる裏腹では、眉を顰め、当人達を思いやっての一時帰宅なのだが。

上条「あー俺イイやパスパス」

その厚意をもぶち[ピーーー]のは上条当麻である。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
182Res/104.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice