過去ログ - 上条「E遺伝子に託す”俺達”の未来」御坂「また、会えるなら」
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22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/31(月) 21:10:44.29 ID:Z45d4NLa0
「私、御坂美琴っていいます!」

御坂の、腰まで伸ばした茶色の髪が揺れる。
それが上条にはひどく幻想的に見えた。

上条「御坂さん、ね。と、とりあえずタオル貸すから手とか足とか拭けよ…見てるこっちが凍えるわ」

つい目を逸らした上条の目線の先にあった、財布を持つ手も靴もビショビショだったのがまず気に障った。

上条(なんかイライラする…!!)

御坂「えへへ、すみません…はっくしゅ!」

上条「薄着だな…他に上着とか無かったのか?」

御坂「あー…ごめんなさい。ウチ、あんまりお金無くてコレくらいしかはっくしゅ!せめて修学旅行くらいはって親がっくしゅ!!」

上条「」

秋物ですかと言わんばかりの薄着レベル。
こんな土地で、下手すれば凍死しかね無い程薄着だった。
いたたまれない。
何故かとってもいたたまれない。

上条「…こんなコートでよければ着てろ。カシミアだけど悪く思うなよ」

御坂「カシミア…?わっ、温かい…」

上条「とりあえず礼言っとくわ。財布拾ってくれてありが」

財布を持つ手と受け取る手が、触れる。

上条「!?」

御坂「!?」

よくわからない電撃のような感覚が、2人の間を走った。
それは懐かしいような、恋しいような感覚。

上条「……美琴っ!」

御坂「……当麻、私…っ」


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