過去ログ - 天使「神様のいいなりっ!」[安価]
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21:本当はこっちを張りたかった ◆1KeDLboYig[saga]
2014/04/02(水) 11:43:17.91 ID:4cuNQvH40
――遥か昔、星の記憶に深く刻まれた大戦があった
天使 ルシフェル率いる天使軍。
対するは全能神率いる神軍
ルシフェルに従った天使は実に天界の天使の1/3という信じられない数であった。
天使達は、神に背くルシフェルの考えに賛同したのか、はたまた自身の安全のためなのか。いずれにせよ、ルシフェルに従った者は全て『天使』では無くなっていた
『この俺が神に成り代わり世界を掌握する』
ルシフェルは非常に傲慢に育った。
高い知性と高貴な姿、そして絶大な力を持ってしまったが故に、神よりも優れていると思ってしまった
無論、子が父を越えるのは早すぎた。
戦は長引いてはいたが、確かに神の軍勢は押していたのだ。
そしてこの戦の結末は、一人の天使の手によって決められた。
『――愚かな兄よ、貴方は実に良き天使であった』
その天使の振るう灼熱の業火を纏った剣に切り刻まれ、ルシフェルは敗北をきっした――
神父「――というのが、今も伝えられている地獄の魔王の逸話です」
町娘「ええ!? 魔王はもともと天使だったの?」
神父「ええ。神が最初に創りだした天使でした」
男の子「ほぇー……」
アリア「あ、あの……!」
黒髪の子供が、恐る恐る手を挙げた。
神父「はい、アリア。何か疑問がありましたかな?」
アリア「こういうお話しって……誰が言い伝えたんですか……?」
神父「……ふむ」
男の子「神様じゃないのか?」
町娘「それじゃあ神様が自慢してるみたいじゃない」
神父「ただの説ですが、天使が直接地上に降り立ち、我々人間に伝えたというのが最も信憑性がありますね」
町娘「まぁ! 天使が?」
神父「それが風の天使だとか、土の天使だとか、諸説ありますが、どれも確証がないんですよね……」
アリア「天使、か……」
アリア (僕の所にも来ないかな……)
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