過去ログ - 絵里「催眠の力を手に入れてしまったわ」
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3: ◆Qe7X7xrNvI[sage]
2014/04/02(水) 00:00:15.70 ID:JE9AnryOo
絵里「…催眠?」

行商「ああ、こいつはただ降るだけじゃ音が出ないんだがね。こう、手首を鋭くスナップを利かせて降ると…」

リンッ

行商「…こうやって綺麗な音が出る。このベルを三回連続振る、それを2セット、催眠をかけたい人物の目の前で行えば…」

行商「…その瞬間からそいつは催眠をかけた人物のいいなりになる。どうだい?面白いだろう?」

絵里「…ええ、面白い冗談ね。言いたいことはそれだけ?それじゃあ私…」

行商「あぁ、待って待って。マジなんだってコレホントホント。いい感じだから、ね?」

絵里「何がいい感じなのよ…」

行商「あー…、えっと…、本当はこいつは500ルーブルなんだけど、お嬢さんに免じて特別価格!300ルーブルでご提供!ど、どう…?」

絵里「ただ売りたいだけじゃない…。論外よ。じゃあね…」

行商「あっ…、おい、頼むよ!買ってくれよ!このりんりんりんを…」

絵里「…」

絵里「…今、なんて?」

行商「え、だから今なら300ルーブル…」

絵里「その後!商品名は…?」

行商「ああ、こいつの名前かい?りんりんりん…、漢字で、倫躙鈴、って書くんだ。ほら、このベルにも名前が掘られてるだろ?」

絵里「…ホントだ。りんりんりん…」

絵里(…私はいらないけど、凛にあげたら喜ぶかしら…)

絵里「…仕方ないわね。買ってあげる」

行商「おお!本当かい?じゃあ300…」

絵里「…200ルーブルならね」

行商「…お嬢さんは商売上手だねぇ」


行商「毎度有り〜!」


絵里「…はぁ、ロシアに来て『毎度有り』、なんて言葉耳にするとは思わなかったわ…」

絵里「催眠が掛けられるベル、だなんて…、こんな眉唾モノ、やっぱり買わなきゃよかったんじゃ…」




行商「…お嬢さん、あんたには素質がある」

行商「せいぜい、お楽しみにな…、クックック…」


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