過去ログ - 義妹「お兄さん、今日のご飯は何ですか?」兄「何にしようか」
1- 20
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/15(日) 19:01:12.59 ID:GPej/laA0
友「お前……ふざけてんのか?」

兄「さっきからお前お前うるさいよ。俺の名前は兄だ」

友「……俺は友だ」フン

それからはさ、その三人でよく行動するようになったんだ。

暑い夏のひと時を、いつもの三人で過ごしてさ。我ながら、ああ、学生っぽいなーって思ってた。

それで、テストも終わって、俺達は遊びに出かけたんだ。渓流で釣りでもしようぜって。

兄「おー、涼しいな……」

友「釣りは良い……落ち着かせてくれる」

幼馴染「ほら、フルーツサンド作ってきたよ」コト

兄「俺は特製ビーフジャーキーとスモークチーズだ」ドヤ

兄(スモークチーズは、市販のチーズで十分だ。そして、小さな土鍋を用意し)

兄(アルミホイルで周りを包んだチップ(桜)を土鍋に入れる。煙が真っ直ぐ上がるようにだ)

兄(そして、火をつける。土鍋には百均で買った網を乗せ、さらにその上にチーズを乗せる)

兄(後はその上から蓋を被せ、隙間をアルミホイルで防ぐ)

兄(チップが黒焦げになったら火を止めて放置。念のため近くに水を用意しておく)

兄(十分ほどしたらチーズが黄金色に染まる。後は冷やすだけだ)

兄(一日熟成させると、さらに味が深くなる)

兄(ビーフジャーキーの方は、オーストラリア産の赤身肉を用意した。132円でこのサイズは素晴らしい)

兄(燻製は、水分と脂肪が少ない物が向く。胸肉とかな。赤身肉をフォークで滅多ざしにし)

兄(塩・胡椒・蜂蜜を刷り込んで、一日〜三日ほど冷蔵庫で放置)

兄(後は軽く塩抜きをし、薄く切る。それを同様に燻すだけだ)

兄(チップに砂糖を少し混ぜると、照りが出る。気がする)

兄「いただきまーす」

友「……」モグモグ

友「……うまい」

友(チーズはまろやかで濃厚な旨みだ。燻製の香りが鼻をくすぐり、チーズの味を数段階上まで上げている)

友(ビーフジャーキーは赤身自体の旨みだけではなく、胡椒の香りと燻製の香りが見事に調和している。噛みしめるごとに深い味が出てきやがる……)

兄「フルーツサンドはラップで乾燥するのを防いでるな。苺と生クリームがぴったりだ」

幼馴染「こっちのみかんとももの奴も美味しいよー」ニコニコ

兄「おお、こっちもさっぱりしててうまい。さすがは幼馴染だな!」

幼馴染「もー、お姉ちゃんでしょ?」

兄「この年でそれは恥ずかしいわ」

友「……!」シュビッ

兄「お、来たか!」

友「鮎か。ここの川は綺麗だから食えるかもな……」ピチピチ

兄「スモーカー(燻製のための箱。一斗缶や段ボールでも可)持って来ればよかったなぁ」バチュウゥン!

幼馴染「……あれ、今、奥の方で……」

兄「……俺の目が濁って無かったら、今すげえスピードで魚を取る奴が居たように見えたが」

友「奇遇だな。俺もだ」

そして、俺達はそこで謎男と出会った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
508Res/427.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice