過去ログ - 義妹「お兄さん、今日のご飯は何ですか?」兄「何にしようか」
1- 20
395: ◆evrb978ejs[saga]
2014/08/18(月) 17:29:14.66 ID:Mm69AkXT0
謎男「……じゃ」

幼馴染「うん……」

天然女「お邪魔しました〜」

友「……私達は、貴女が兄にやった事をそう簡単には許せません」

幼馴染「そうだよね……」

友「ですが、兄が許す、と言うなら……私達も、ゆっくりと成長していくつもりです」

幼馴染「!!」パアァァ

謎男(一番変化したのはお前だろ)

友「ですから……また、こっちの方へも遊びに来てください」

幼馴染「うん……ありがとう、友君……」グスッ

謎男「兄を頼んだ」

幼馴染「任せて、明日お父さんがそっちに送ってくれるらしいから」

友「それでは……」

謎男「またな」

天然女「ふふふ」メモメモ

幼馴染「……うん、本当にありがとう!」


謎男「……兄の激昂がようやく理解出来た」

友「え?」

謎男「理性が途切れると同時に、咆哮を上げて暴走状態になる」

謎男「そして、暴走中でも何度も叫んでいた」

友「……つまり?」

謎男「まあそれは置いておいて。兄が怯まない理由も、おそらく興奮しすぎてアドレナリンが一気に分泌……つまり」

謎男「痛覚が鈍り、人としての力のリミッターが外れているんだろう」

友「なるほど、今回は特に酷使したから、全身がボロボロになったと」

謎男「ああ、本来なら腕に力を込めすぎると痛みが伴うが、兄にはそれが薄くなるから、強烈な一撃を加えれる」

謎男「それで、あの暴走だが――兄の心の化け物は、おそらく処理できなくなった感情の塊なんだろう」

友「ほう」

謎男「溜めこみすぎたストレスが、トラウマによってさらに膨れ上がり、自分では処理できなくなった」

謎男「何度も咆哮を上げるのは、溜まったストレスを少しでも発散させようとしてる……とは考えられないか?」

友「確かに……何故そう確信できるのですか?」

謎男「……「何故お前らみたいなゴミが生きてて、誰よりも謙虚に生きていた母さんが死んだんだ」と言ってた」

友「!」

謎男「無意識の内に出てきたんだろうが……兄は今でも苦しいのかもしれない」

友「兄の母上様ですか……そういえば、中学の頃からいませんでしたね」

謎男「昔調べた事がある……飲酒運転による交通事故、の被害者だったそうだ」

友「!」

謎男「しかも、目の前で吹っ飛ばされたらしい。今でも自分を責めているんだろうな……」

友「自責の念、幼馴染さんによるストレス、そしてトラウマ……」

友「それらが膨れ上がり、病的なまでに汚い人間を嫌うようになった、と」

謎男「ああ……だが、今回の暴走で、かなりストレスが「減った」。これからは暴走は起きないと思う」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
508Res/427.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice