過去ログ - 早坂美玲「アイドルサバイバルin仮想現実」
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39: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/04/05(土) 00:53:14.32 ID:VPhv9b2t0


そのときウチの足が見えた

針のように細くて、シャーペンくらいの長さの氷柱がウチの足と床をつないでいた

美玲「はぁ・・・?」


いま目で見るまでわかんなかったし、今見ても信じられない

なんにも感じなかった


アナスタシア(ボット)「美玲がこちらに気づく少し前に...上からこっそり落としました......うまいこと足に刺さって、よかったです」

ウチの足が動かなかった理由がわかったけど、どっちみち足と肩を抑えられてて身動きできない


パキ...ピシ...


左腕に氷が集まってる

こっちは氷柱というよりハンマーだ。丸っこい氷の塊が左の拳を中心にどんどん大きくなっていく



アナスタシア(ボット)「撲殺でも...痛くは、ありません...一瞬です」

美玲「やッ!」


美玲は思わず目を強く瞑った

アナスタシアはそれを確認し、ほっと息をつく


槍の右腕、槌の左腕

槍で牽制して槌を振るう

だが元より痛みのない世界、さらに彼女の能力なら痺れすらも感じさせない

だが、どうせなら何も感じずに済むに越したことはないのだ


目を閉じていれば、何も知らずに終わらせられる、私の能力はそういうものだ


アナスタシアはずっしりと重くなった左の拳を肩の高さまで持ち上げる

あとは足元に押さえつけた小柄な少女に叩きつければ十中八九何も知らずにゲームオーバーにできる

目を閉じていれば彼女はいつ自分が攻撃されたかすら知ることはできないだろう




アナスタシア(ボット)「まずはодин...一人目、です」




せめて一撃で終わるように、手加減をなくすために、肩よりもさらに腕を押し上げていく、少しずつ氷のグローブがもち上がるにつれ、左手が不安定に揺れる

振り下ろす。


重いものが落下する速さと、それに相乗させた腕力が氷塊に致死の破壊力をもたらした




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