過去ログ - 上条「学園都市の平穏は」御坂「わたしたちが」白井「守りますの!」
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20: ◆wr.90.TX8o[saga]
2014/04/03(木) 23:06:12.94 ID:csC8ClOj0

当然上条当麻は無事だった。むしろ、次の一撃を予期したかのように横に大きく跳んでいる。

直後、直前まで上条が立っていた場所に電撃の槍が叩き込まれた。ズビジビリジリィィという轟音の後、地面に大きな傷をつけた稲妻が行き場を求めて辺りに散らばる。

上条は無傷だ。美琴は、『全く予備動作を見せていなかったのに』。

同じような場面を何度も目にしてきたが、未だに有り得ないと白井は思う。あれではまるで予知能力だ。

能力者にとって、上条の右手は相当厄介な代物だが、本当の脅威はあの予知だ。

(前兆の感知…。わたくしの空間移動もあれで防がれましたの)

確実に当たると思っていたのか、美琴も苦しそうな顔を見せた。


上条「ったく!相変わらず遠慮ってものを知りませんねぇ!」

御坂「うっさいわね!今日という今日は絶ッッ対負けないんだからっ!」


言い終わると同時に、美琴の周囲に黒い竜巻が発生する。とんでもない速度で成長するそれは、三秒も経った後には約六メートルもの高さにまでなっていた。

黒い粒子の正体は、砂鉄。美琴は磁場を操り、河川敷の砂の中からありったけの砂鉄を集めていた。

規模はさすが超能力者といったところ。学園都市中の電撃使いが結束したところで、ここまでの規模には達し得ないだろう。


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