11:1[saga]
2014/04/03(木) 23:08:13.86 ID:JbV5wcEX0
「……公園だ。 うーん、どうしよ、警察で保護してもらった方が良いよね……」
「けーさつ?」
「うん、お巡りさんだよ。 多分そっちに行った方がお母さんも見つけやす…………」
途端、服の裾を掴まれたのか春香の体が揺さぶられる。
揺れた元凶を見下ろすと、会った時と同じような瞳でこちらを見つめてくる少女が居た。
「…………そしたらおねえちゃん、行っちゃうの……?」
やってしまった。 何故あの時この子は泣いていたのか。
見知らぬ人たちの中に取り残される恐怖感に囚われていたからではないか。
良心の呵責とはこの事だ、と春香は自分の頭を叩く。
「…………? おねえちゃ……」
「ごめんね」
「え………………」
「おねえちゃんと、一緒にいよっか」
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