12:1[saga]
2014/04/03(木) 23:08:46.88 ID:JbV5wcEX0
繋いだ手はそのままに、春香は少女と視線を同じくする。
肯定を促すようにそう言うと、期待通り少女はこう答えてくれた。
「…………!! うん!!」
本当にころころと表情を変える。
宝物を見るように、あるいは憧れるような瞳で春香はそう心の中で一人ごちた。
「………………でも、これからどうしよっか」
「おにんぎょさんごっこ!!」
普段から幼稚園でも好んで遊んでいるのだろう。
少女はお人形さんごっこを提案した。 しかし春香は異議を申し立てた。
「私お人形さん持ってないよ?」
「あ、わたしも…………」
「うーん………………」
「うーん………………」
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