過去ログ - 【ガルパン】華「わたくしは、母になるのですから」
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22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/04/04(金) 19:38:01.86 ID:hsDRnNB2o
華「対戦カードは、優花里さんとわたくし」

華「優花里さんはみほさんへのお見舞いについて、尋常ではない思い入れを持っているようでした」

華「あんな目つきの彼女を見たのは、初めてです」

華「その並々ならぬ思い入れのせいか、妙なことを何度も口走っていました」

華「いよいよ勝負となって、わたくしが静かに彼女の前へ立った時です」

華「“五十鈴殿、もう勝った気でいるようですね。では教育してあげましょう”」

華「誰の名セリフを真似したのか知りませんけど、そんな言葉に始まって」

華「“こんな格言を知ってますか? 秋山優花里はジャンケンでは、手段を選ばない”とか」

華「“偉大なゆかりん戦術を前にして、五十鈴殿が泣きベソかくのが目に浮かびます”とか」

華「挙句の果てには“秋山流に逃げるという道はない”と、ドスの利いた声色に変わっていました」

華「そして、試合開始です」

華「ジャンケンでも優花里さんは、奇妙な感じでした」

華「口走った言葉のとおりに、どのような手段を使ってでも勝つ、と考えていたんでしょう」

華「立て続けに、明らかな後出しを2回したんです」

華「誰も騙されないような、はっきり言えば、下手糞な後出しでした」

華「後出しは3回で失格というルールが、事前に決まっていました。3回目で反則負けです」

華「追い詰められた彼女は激しく動揺した。その姿は、周囲の皆さんが見ていられないほどでした」

華「そして結果は、優花里さんの負け」

華「これもまた、ストレートでの敗戦でした」

華「一つも勝てなかった彼女は、呆然自失の状態です」

華「でも、間もなく気を取り直したようで、ニヤリと笑いながらわたくしへこう言いました」

華「“次は負けないわよ!”」

華「次など、ないのですけど」



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