過去ログ - 穏乃「麻雀に、おかしなことはつきものだ」
↓
1-
覧
板
20
3
:
◆k1tEJoGb4VEz
[saga]
2014/04/04(金) 20:56:17.14 ID:ZO2+Qwfe0
「はい、穏乃ちゃん」
マグカップを一つ手渡される。
注がれた紅茶の鼻孔を刺激する良い香りが、部屋中に充満していた。
「ありがとうございます、玄さん」
受け取って、一口啜る。
……うん、おいしい。
紅茶の微かな甘さとミルクの優しい舌触りが、まるで玄さんの性格を表しているかのようだった。
「ど、どうかな?」
「すごく美味しいですよ。流石は玄さんです」
「よ、よかったぁ」
ほっと胸を撫で下ろすと、玄さんも紅茶を飲み始めた。
それにしても本当に美味しいな、この紅茶。
部室にある茶葉はスーパーで買った安物だったはずだが、淹れ方にコツとかがあるのだろうか。
「……ふふ」
「? どうしたんですか、玄さん」
ちびちびと紅茶を賞味していた私を見て、玄さんが微笑んでいた。
そんな笑うほど変な顔をしていただろうか、私は。
「あ、ごめんね。なんだか懐かしいなって」
「懐かしい、ですか」
「うん。ゴールデンウィークが終わって、穏乃ちゃんが来てくれて……私、本当に嬉しかったんだぁ」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
199Res/144.67 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 穏乃「麻雀に、おかしなことはつきものだ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1396612474/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice