過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
1- 20
737: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/07/28(月) 01:00:39.18 ID:ssSX13fx0


振り返り、島村へと視線を向ける。
その表情は、以前として暗いままだった。



八幡「どうした?」

卯月「プロデューサーさんは、さっき自分はラジオには出ない方が良いって言いましたよね」

八幡「……ああ」

卯月「私は、そうは思いません」



そう言った島村の顔は、さっきまでの暗い表情から一転、強い意志を感じさせるものとなる。
まるで俺の言葉は間違っていると、そんな想いが込められているように見えた。



卯月「プロデューサーさんは凛ちゃんの事を大事にしてて、いつだって一生懸命にプロデュースしてて、だからきっと、ファンの皆さんも分かってくれるはずです。だって」



だって、私がそうだからーー

島村は、そう言った。


けれどそれは、都合の良い理想だろう。
エゴと言ってもいい。自分の考えが、全て周りに分かってもらえるなど勘違いもいいところだ。


彼女は優しい。

優しいから、それだけに他の者とは違う。


皆そんな風にはなれないんだ。
そんな風に優しくなれないから、彼女の優しさは特別で、分かってもらえない。

そうあれたらいいとは思う。
けどきっと多くの人は、思うだけなんだ。


だから俺は、ゆっくりと首を振った。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/428.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice