過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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897: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/08/09(土) 02:53:27.00 ID:9UPUoVTN0


その大きな声で、俺は思わず言葉を止める。

ちひろさんも立ち上がり、少し怒ったように言ってきた。



ちひろ「何なんですか比企谷くん。さっきからまるで今生の別れみたいに喋って!」

八幡「いや、もう辞めるから、最後にお礼を…」

ちひろ「だからって、もう会えなくなるわけじゃないでしょう!」



俺へ向けるその目から、ちひろさんが本当に怒ってるのが分かる。
そんな事は言ってほしくないと、暗に告げているような気がした。



八幡「……俺がシンデレラプロダクションの関係者と会うのは、もう極力避けた方が良い。なら、ちひろさんとだって…」






ふっ、と。

突然、暖かい感触が身体を包み込んだ。






ちひろ「そんなの、どうとでもなります」



ちひろさんが抱きしめてくれていると気付くのに、そう時間はかからなかった。

まるで子供をあやすように、優しく頭を撫でてくれた。



……俺の方が背高いのに、無理をする。



ちひろ「バレないように会えばいいし、ほとぼりが冷めれば、私みたいな事務員ぐらい会えますよ」



普段なら、羞恥から直ぐに振りほどいていただろう。

だが、何故か今はそれが出来ない。





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